2008年9月2日火曜日

メンチカツの由来

あまりにもポピュラーな存在であるため、いまさらメンチカツを見て、「このメンチカツはどうやって生まれたのか?」なんて考える人は少ないだろう。

よく観察するまでもなく、メンチカツはハンバーグ(の元)に衣をつけて揚げたもの、ハンバーグフライである。
つまりメンチカツのルーツは、ハンバーグのルーツであるドイツのハンブルグということになる。

そして、あまりご存知ではないと思うが、そのハンブルグのハンバーグにもさらにそのルーツが存在する。
肉を細かく刻み、ソースをかけて食べるタルタルステーキである。
つまり、お肉屋さんのお惣菜部門の庶民派スターとしてお馴染みのメンチカツのルーツは、13世紀、ヨーロッパにまで攻め込み、置き土産にタルタルステーキの風習を残していった、モンゴロイド系民族であるタタール人(今のロシアの東部やモンゴルあたりを中心にした民族らしい)にまで遡ることとなるのだ。

まさか「今日は面倒だからお肉屋さんでメンチでも買ってきて!」「ソースたっぷりでパンに挟むと最高だ!」などと慣れ親しんでいたメンチカツに、このような壮大な歴史があったとは驚きである。

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